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2018年7月21日

熱中症対策に必要なのは、正しい基礎知識です、伝統や恒例の習慣や謎ルールではありません!

 夏バテや熱中症など、体温調整がうまくいかないために起きるトラブルは多々あります。これらを避けるためには、一時的に上昇している体温をきちんと下げられることが大切です。
  とはいえ、エアコンがこれだけ普及しているにも関わらず、熱中症で救急搬送される人が増加傾向にあるのはなぜでしょうか?
  人間は体温が上がりすぎると死に近づき、おおむね45度くらいでかなり危険な状態となります。しかし人間には体温を下げるための器官はありません。呼吸によって肺の中の熱い空気を外に出すか、汗をかいて気化熱により身体を冷やすかの2通り、つまり『水冷エンジン』と同じなのです。
汗をかいただけでは体温は下がりません。サラリとして揮発しやすい汗は体内の水分が減ってしまうと出にくくなり、蒸発しにくいベタッとした汗になってしまいます。体温調整その他、様々な生命活動に使われ、汗や涙のもととなるフリーな状態の体内水分は、加齢とともに減ってしまいます。

20代と60代を比較するとその量は約半分にまで落ち込むとも言われており、高齢者ほど汗をかきにくくなってしまいます。そのため高齢者は熱中症にかかりやすいのです。

真夏でもウインドブレーカーを着用している高齢者がいるのは、カラダの熱センサーが衰えてきているため、暑く感じないのです。そのため、熱中症にかかりやすくなってしまいます。やたらとサウナに通い詰めることも・・・。

水分が多いと言われるキュウリで95.4%、ナスで93.2%。トマトジュースの水分量が94.1%、アロエは99%が水分です。熱中症の人に多くみられるのは必要な栄養素が極端に少なくなっています。カリウムやカルシウム、マグネシウムなど。いわゆるミネラル分。これらのミネラル分を補うにはアロエがいいらしく、牧場のヤギさんたちはアロエをもぐもぐ食べているそうです。水分とミネラル分を同時に効率よく吸収できます。

人間の場合、アロエをもぐもぐ食べなくてもスポーツドリンクがあります。2リットルのスポーツドリンクには角砂糖8個程度の糖質糖分が含まれており、がぶ飲みするのはオススメできません。5倍くらいに水で薄めたスポーツドリンクをおすすめします。

水分補給にカフェインを含んだものやアルコールを含んだもの、炭酸飲料などは筋肉の動きを阻害したり脱水症状を誘発する作用があるため絶対にNG! 烏龍茶や麦茶は、喉が渇くことはあっても癒やすことはありません。

熱中症対策に必要なのは、謎の学校ルールや冷却グッズではなく、正しい基礎知識です
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