メイドインジャパンのプライドが詰まった究極の合体家電「ラジカセ」はデザインと性能により世界中に広まりました。
ラジカセ展では日本随一の家電蒐集家、松崎順一さんの5000点にもおよぶラジカセコレクションから100台超をセレクトし展示紹介します。
美しいデザインのラジカセをはじめ、テレビやキーボードなどプラス発想の暴走のような多機能ラジカセ、hiphopの象徴となった巨大なラジカセなどシンパシーを感じずにはいられないラジカセが100台以上登場します。
日本生まれの「ラジカセ」が日本だけでなく海外で普及した背景には、ファッションのトレンドも大きく影響しています。
80'Sファッションにあわせたポップで女性向けのコンパクトなデザインのラジカセが日本では登場し、ニューヨークではビッグスケールの「ラジカセ」は、ファッションの一部としてヒップホップの象徴となりました。
ポータブルでより個に近い家電の「ラジカセ」だからこそライフスタイルやファッションを反映し、そのデザインも多様になったと言われています。
フジカセットテープのノベルティとして話題になったYMOのカセットマガジン「テクノポリス」他も展示。また、1980年代のアート&ミュージックマガジンとして伝説のカセットマガジ「TRA」の全てを特別公開します!
チャーリー・エーハン監督による映画「
Wild Style」は1983年に公開された史上初のヒップ・ホップムービー。この作品によりヒップホップというカルチャーを世にしらしめた金字塔的な映画です。写真にあるように映画に登場しているのは日本製のラジカセ。その後発売されたヒップホップMCたちのアルバムには日本製のラジカセが多く登場しmade
in JapanのBoombox=ラジカセがヒップホップの象徴になりました。
本展では、ビッグスケールラジカセとともにレコードジャケット等も展示。映画「Wild style」のトレーラーも公開します!
■タイトル:日本発 アナログ合体家電
「大ラジカセ展」
■会期:2016年12月9日(金)〜12月27日(火)
10:00~21:00 (最終日は18:00閉場 / 入場受付は閉場の30分前まで)
■会場:パルコミュージアム (池袋パルコ 本館7F)
東京都豊島区南池袋1-28-2
http://www.parco-art.com
■お問い合わせ:03-5391-8686(パルコミュージアム)
■入場料 : 一般500 円 学生400 円(税込)小学生以下無料
■主催:パルコ
■協力:TBSラジオ / ニッポン放送 / 文化放送 / J-WAVE / TOKYO FM
■監修:松崎順一(デザインアンダーグラウンド主宰)
■グラフィック監修:COCHAE
■企画制作:ハクション