入居金は 3億円を軽く超える。
そこに足を踏み入れられるのは、選ばれた超富裕層だけ。
まるで桃源郷のように静かで、 どこか「この世の外側」にあるような終の棲家。
しかし一歩間違えば、 そこは“豪華な姥捨て山”にもなり得る――。
元『週刊文春』のエース記者が、 誰も触れたがらなかった 超高級老人ホーム という聖域に切り込んだ。
取材の途中、記者はこんな場面に遭遇する。
入居者同士の談話室で、 「うちはね、孫がハーバードでね」 「いやいや、うちは別荘が5つあってね」 と、まるで学生の部活のような“マウンティング合戦”が延々と続く。
死に場所さえステータスの道具になる世界が、 確かにそこにはあった。
さらに、表向きは「安心・安全・最高級」を掲げながら、 裏では入居者の無知につけ込む悪徳業者も暗躍する。
記者は身分を隠し、 その業者の説明会に潜入することになる。
「今なら特別に…」と甘い言葉を並べる担当者の背後で、 老人たちの不安と欲望が巧妙に利用されていく光景は、 まさに現代の闇そのものだった。
日本で初めて“高級老人ホーム”の実態に迫った、 前例のない衝撃ルポ。
華やかな表面の裏に潜む、 老いと金と孤独が絡み合う深い深い迷宮を描き出す。
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